位置 和歌山県伊都郡かつらぎ町大字背の山438の1先
碑石 黒みかげ石 高1.9尺 巾6尺 厚6寸
台石 龍問石 崩積
由来之記
小田井用水路ハ宝永四年藩主吉宗済民ノ志ニヨリ学文路ノ人大畑才蔵之ヲかいさくセリ、背ノ山地区ハ特ニ難工事ナリシガ能クソノ工ヲナシ延長九里八丁伊、那両郡千百町歩ヲかんがいシ近代ニ至ル。
時移リ昭和三十六年県営、続テ昭和四十三年団体営ニテ大改修ヲ進ム其間背ノ山隧道ハ昭和四十年見事完成ス、カクテ旧水路ノ去就ニツキテハかつらぎ町ノ申出モアリ重議二年農免道路トシテ地域開発ニ役立ツコトトナレリ。
嗚呼「才蔵堀」今ヤ消ユ我等風光明眉ノコノ地ニ「才蔵堀跡」ト名付ケ碑ヲ建テ永ク道徳ヲ顕彰セントスルモノナリ。